2025年9月例会

日時:9月20日(土)午後3時~5時
場所:杏林大学井の頭キャンパス D棟215教室
報告者:北村孝一会員
テーマ:ことわざ研究の新たな可能性を探る
    --NDL Ngram Viewerを使ってみて--
NDL Ngram Viewerは、国会図書館が近年はじめたサービスで、OCRでデジタル化したデータ(図書約97万点及び雑誌約132万点などのOCRテキストデータ)をベースにキーワード(複数も可)で検索し、頻度を刊行年ごとにグラフ化できるものです。たとえば、「猫に小判」と「豚に真珠」の出現頻度(縦軸)を刊行年(横軸)でグラフ化し、両者の折れ線グラフを色分けして表示することが誰でも簡単にできます。
今後の研究の有力なツールとして視野に入れる必要があると思われますので、ことわざの研究の具体例に即してテストし、その可能性と使い勝手、留意点などについて報告します。